「平沢進を好きな人(馬の骨)におすすめのアーティスト」シリーズ、第二弾です。
今回はカバーではなく、もろ影響を受けてるなあというアーチスト・楽曲です。かなり初期にはなってしまいますが。
今回は、ウルトラヴォックスです。ウルトラヴォックスというか、ジョン・フォックスという感じでしょうか。実際に大きく売れたのは、ジョン・フォックスが抜けて、ミッジ・ユーロが新ヴォーカリストに加入してなので、イメージは一般的にミッジ・ユーロの方が強いかも知れません。日本でもサントリーのCMに使われたくらいですから。
1st『ULTRAVOX!』 出典:Amazon
平沢進を好きな人(馬の骨)におすすめのアーティスト:Ultravox:ウルトラヴォックス(ジョン・フォックス:JOHN FOXX)
古参の馬の骨さんたちは気が付いている方が多いと思いますが、P-MODELの『オハヨウ』、これ似てるよな~と思われていたと思います。
ウルトラヴォックスの『MY SEX』です。師匠は当時、こういう感じの曲も作ってみたいなあと思ったのでしょう。若干節回しとコード感が似ています。Wikipediaには、オマージュ曲としてと書かれています。
しかし、他に凄く影響が見えるというものがあるかというと、そうでもなく。大枠のNEW WAVEという括りではバンド構造は似ていますが、意外に今思ったのは、このアルバムジャケットのような立ち方!『in a model room』の頃のメンバーの撮り方に似てますよね。好きだったのかな?やっぱり。サウンドよりも、バンドのスタンスや見せ方が気に入っていたのかも。師匠は999あたりもあげていますが、サウンド的には「どこが(影響受けてる)?」という感じなので。
ただエレクトロニックサウンドの発展に大きく影響したことは、言うまでもありません。
平沢進を好きな人(馬の骨)におすすめのUltravox:ウルトラヴォックス(ジョン・フォックス:JOHN FOXX)のアルバム
ウルトラヴォックスは先にあげた 1st『ULTRAVOX!』で良いかと思います。
ジョン・フォックスのソロなら、2nd の『The Garden』をオススメします。英国ロマン主義とテクノロジーという相反する要素を融合させた作品とWikipediaには書かれております。曲の出来が割と良いです。
出典:Amazon
何故『曲の出来が割と良い』などと書いたかというと、個人的にですが、1st や 3rd 曲が良くない。
この初期のNEW WAVE の頃は、シンセサイザーという新しい楽器の音色に魅かれて色んなバンドが使い始めますが、今まで聴いたことがない音たちに、どうメロディーをつけて良いのやらと、悩んでいる時期だと思います。もしくは「すげー!」と面白がっているだけ。なので音色ありきの、あまり面白くない曲・メロディーが大量生産されます。1st や 3rdは、まさにこれで。正直、別にです。出た当時は、新しい音楽だ!という感じだったのでしょう。
そこへ行くと2ndは英国ロマン主義が良く出ていて、曲としていいな!と思えるものがあります。なんで次のアルバムで、また戻ってしまったのか・・・
Systems of Romance by John Foxx
Systems of Romance、ウルトラヴォックスの3rd と同じタイトルなので、思い入れがあるのでしょう。
まとめ
今回は、サウンド面よりビジュアルも影響が大きかったことに、自分でも気が付けたで、個人的に嬉しい収穫でした。
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