平沢進さんをご存じの方しか、ここにはこないかと思います。
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(左は約30年前の平沢進さん、右はここ数年前の平沢進さん)
近年フジロックにも出演し、その何とも言えない楽曲、初めて聴くが、人により中毒性のあるメロディーに注目があつまり、X(ツイッター)のフォロワーも、今や30万人(令和6年3月時点)を超えている。海外の注目度も高くなっている。
80年代初頭にテクノ御三家としてメディアに現われ注目を集めたが、ブームの終焉やバンド側の音楽性の方向転換で、ロフト等のライヴハウスが満杯になればくらいのものだったのが、時代と共に認知され、今の人気は当時から聴き続けているファンとしては、嬉しいがまさにビックリである。
アニメ等のサントラを手掛けたことがファンを一気に増やせた原因と思われるが、それもここ20年?くらいの話で、それ以前の平沢進さんについては、新しいファンは知りたくても知ることが出来ないことが多いと思います。
私の周りでもたまに出るのが「師匠(平沢進さんをファンはこう呼ぶ)の影響を受けたアーチストや曲は、どんなものがありますか?」
このことについて、今回私のつたない記憶や音楽遍歴から、少しづつ書いていこうと思います。
平沢進を好きな人(馬の骨)におすすめのアーティスト:コリン・ニューマン(Colin Newman )
イギリスのパンクバンド、ワイアー(Wire)のボーカリスト、コリン・ニューマン。
師匠(ここからは平沢進さんでなく師匠で)の口から影響を受けた的な話は、私は見た覚えはないのだが、90年代の解凍前、凍結前が正しいかな、LIVEで良くコリン・ニューマンのソロ曲をカバーしていました。(調べるとAnother Game の頃にもやっていたようです)
S-S-S-Star Eyes by Colin Newman
収録アルバム『A-Z』
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聴かれると判りますが、歌詞はS-S-S-Star Eyesとしか言わないという、いたってシンプルな歌。何故この曲を選んでいたのかは分かりませんが、ワイアーというバンドは、もともと師匠がやっていたPーMODELというバンドと類似点もあり、影響は受けたかと思います。
類似点① 4ピースバンド(1stはキーボードは入っていないですが、2ndからは編成も同じ感じです)P-MODEL自体が当時はテクノと言われながら、がっつりバンド感を出していました。DEVOも引き合いに出されますが、サウンドはワイアーの方が近いと思います。
類似点② 「ロックでなければなんでもいい」発言。(のちにコリン・ニューマンは、「そんなこと言った?」と発言しているそうですが)これが暫くは語り継がれていました。P-MODELのアルバム「ポプリ」のレコード帯には「ロックは恥ずかしい」と書かれていました。これが師匠が提案したかは定かでありませんが。ワイアーもアルバムが進むにつれ、トリッキーな方向やサンプリングも使うなど、変わっていきました。
平沢進を好きな人(馬の骨)におすすめのコリン・ニューマン、ワイアーのその他のアルバム
好きなバンド・アーチストであるため、絞るのは難しいですが、それぞれ1枚あげると、
『154』 Wire
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3枚目にして1枚目のパンクサウンドからは、複雑になり始めた傑作。スピードやパワーから、メロディや音を構築する楽しさを覚えたアルバム。楽器をバンドを結成してから全員始めたので、素人がいかにも変わったサウンドを目指し、出来る範囲でいじくりまわしてる感があります。でもポップだったりもします。
Map Ref. 41°N 93°W by Wire
『It Seems』 Colin Newman
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1988年の5枚目のスタジオアルバムです。ミニマリズム的なアプローチのワイアーよりおとなしめなサウンド。女性のコーラスも入ったり、しなやかさもあるアルバムです。
Better Later Than Never by Colin Newman
まとめ
平沢進を好きな人(馬の骨)におすすめのアーティスト曲を紹介、いかがでしたでしょうか?あなたなりの類似点や気が付いたことなど、ありましたか?このシリーズ、思いつく限り少しずつ書いていこうと思います。
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