12月19日放送の「マツコの知らない世界」に、“2歳からパイの英才教育を受けてきた女性”として登場する、パイ愛好家・日本パイ倶楽部代表理事の筏由加子(いかだ ゆかこ)さん。
ただのパイ愛好家だけではない、隠された経歴が色々ありそうなので、調べてみました。
筏由加子さんは、リボン食品株式会社の社長さん
筏由加子さんは大阪市淀川区に本社を置く ”リボン食品株式会社” の社長さんなのです。
リボン食品株式会社は、2023年で創業115年目になる、老舗の企業。もともとは、1907年(明治40年)に日本で初めてマーガリンを製造したメーカーとして創業しました。現在はそれに加え、油脂や冷凍パイ生地、焼成タルトなどの業務用商品を中心の商品作りと、一般消費者向けブランドも展開されています。
筏由加子さんは、4代目社長。ここで簡単なプロフィールを。
名前 | 筏 由加子(いかだ ゆかこ) |
出身 | 京都府 |
生年月日 | 1978年10月29日 |
大学 | 日本の大学を出られた後、アメリカのデンバー大学で、ホテルレストラン観光学を専攻。 |
就職 | 卒業後アメリカでHyatt Regancy 、Grand Hyatt等ホテルに勤務する。 |
そんな筏由加子さんも、2005年27歳で1度帰国。リボン食品に入社しますが、その時はあまり上手くいかず、3年で退社。再びアメリカに渡り、旅行会社やコンピュータ周辺機器の会社で働いていました。
しかし33歳の時、毎週金曜に解雇される人々を見てきて、その中で頑張っている自分を振り返った時、他人の会社でこんなに必死なんだから自分の会社ならもっと必死になれるんじゃないか、と思ったそうです。
そして、「血筋で会社を守る、ってかっこいい」
2012年リボン食品に再入社します。27歳での初めての入社は、父である社長が病気をして、お姉さんが未婚だったこともあり、「何かあったら社員の人たちはどうなってしまうんだろうという思い」が入社に筏由加子さんを向かわせましたが、今回は覚悟を決めての入社。気合が違いました。
筏由加子さんのリボン食品株式会社は、商品開発のパイオニア
リボン食品株式会社は、1965年にはコンパウンドマーガリンを、70年にパイメーク、73年に冷凍ホットケーキ、79年に冷凍デザートケーキを発売。これらは全て日本初の商品なのです。
しかしリボン食品株式会社には、B to Bである素材の商品はあれど、エンドユーザーが見てリボン食品株式会社の商品とわかるものがありませんでした。
その時、昔母親が言った「これはリボン食品が作ったものなんだと判る商品があればいいのにね」言葉を思い出します。
そこで1998 年に誕生したNY発のブラウニー専門店『Fat Witch New York』の日本での展開『Fat Witch Bakery Japan』をスタート。
社員に、「これがウチの会社の商品」と言って自慢できるものを。そして「古いことと新しいことを共存させたい」が、筏由加子さんをこれからも B to C の事業に力を注いでいこうと思う要因になっています。
B to Cの新規事業の中で1つでも大きく育つものができれば、今度はその蓄えやノウハウをB to B事業に還元して、また新しいことに挑戦していく。その好循環を目指して行きたいと思われているようです。
まとめ
4代目社長の挑戦。女性社長ならではの切り口で、これからも活躍されて美味しい商品を、いっぱい世に出して欲しいですね(^^)
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