出典:モーリー・ロバートソン公式サイト
今やテレビではコメンテーターからバラエティ、クイズ番組にも出演されている国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソンさん。東京大学は中退ながらも、ハーバード大学を卒業したエリートの経歴や活動を調べてみました。
モーリー・ロバートソンさんの経歴はパンク!?
スコットランド系アメリカ人で心臓専門医の父 Thomas Lee Robertson, Jr.と、毎日新聞社記者である日本人の母 ロバートソン黎子の間で生まれた、モーリー・ロバートソンさん。幼児期に父の転勤で広島市にやってきます。
小学5年生まで同市のインターナショナルスクールに通いますが、学校側は校内での日本語使用を禁じ、日本語の授業も初級編を除いてほぼ廃止されてしまいます。また学内の両親ともアメリカ人の子供には、日本へのシンパシーが感じられないと、母親が日本人であるモーリー・ロバートソンさんは、「自身の尊厳を守る」と考えて、日本の公立小学校に通う事を決めます。
なんか小学5年生にして、もうここからカッコ良すぎます!(^o^)
しかし、日本の公立小学校に通いはじめると、当時は被爆者の先生や被爆2世も多く、校舎のベランダから身を乗り出した大勢の生徒から一斉に「帰れ」コールを浴びたりもしました。
完全に広島っ子になったと自分は認識して「日本語や漢字を使えるようになりたい」と外国人のための学校を辞めたのに、これは辛い展開ですね。(><)
それでも段々と打ち解けていくうちにモーリー・ロバートソンさん、友達からの言葉に押され生徒会長に立候補します。そばかすをからかわれてケンカもよくしていたそうですが、そこを逆手にとって、生徒会選挙の公約ポスターにみんなが公約を書いている中、あえてそばかすの似顔絵を描いたのだそうです。しかしそれが受けて圧勝して、生徒会長になってしまいます。
中学受験をし、広島藩校の流れを汲む男子進学校の私立修道中学校にトップクラスの成績で入学するが、今度は米国ノースカロライナ州に転居。今度は「真珠湾野郎!」と罵られます。
しかしモーリー・ロバートソンさん、この環境で1年飛び級します。凄いです。
しかしまた父親の転勤でサンフランシスコへ引っ越し。同年9月、現地の公立高校に入学するのですが、のちに本人の強い希望で広島の修道高等学校に留学生として戻るも、1年後に当時流行っていたディスコに行くなどして「不良」の烙印を押されてしまい、同校を自主退学します。
いやー、パンクというかロックといか、まだ二十歳になってないのに、結構大変ですよね、子供ですよまだ。
その後、母の実家がある富山県高岡市に母や弟と移住し、富山県立高岡高等学校に転入します。
当時の富山にはディスコがなく、仕方がないのでディスコに似ているであろうという理由でライブハウスに足を運び、そこで大手資本のついていない、インディペンデントなパンクバンドの社会への憤りなどを歌う姿勢に感銘を受けて、「自分も音楽の世界で生きていこう!」という指針を持ったそうです。近くの工業高校生とパンクバンドを組み市外でライブ活動も始めます。1981年3月、高校は無事卒業。
モーリー・ロバートソンさんのバンド活動
東大に入ったらバンドの宣伝になるのでは?そう思ったモーリー・ロバートソンさん、入試直前の3ヶ月はバンド活動を休んで猛勉強をします。「パンクなのに東大に受かったら面白いだろ」ということで、一種のネタとして東大を受験します。
そして、東京大学理科一類に入学。他にハーバード大学、マサチューセッツ工科大学、スタンフォード大学、イェール大学、カリフォルニア大学バークレー校、プリンストン大学の各大学にも合格するという常人では理解できない結果を打ち立てます。
さあバンド頑張るぜ!というところですが、上記の結果がメディアから「天才」ともてはやされることで、復帰を待っていたバンドメンバーからは「お前の脇役になってしまう」と言われ除名されてしまいます。
東大に入学したものの、学校の体制や学生の雰囲気になじめず、一緒に入学した同級生も「燃え尽きている」姿を見て、ここは自分が人生を学ぶところではないなと感じていました。
しかしこのタイミングでモーリー・ロバートソンさんはスカウトされ、ソニーミュージックからデビューをします。
出典:Amazon
もう気持ちはプロデビュー、ミュージシャンです。もう東大はいいや、と中退しますが、しかしここでも、今度はレコード会社から、アイドルとして芸能活動をしてほしいと言われます。
中々思うように行かないですね。
結局プロダクションに入ることを蹴って、個人で動こうとするモーリー・ロバートソンさんですが、やはり思うようにはいかず。
しかしこのタイミングで、9月までにアメリカに戻ればアメリカの大学に行けるという情報をしります。よしこの状況から脱出だ!と、ハーバード大学に入学するのですが・・・
ここからまた波乱の幕開けが!
しかしそのお陰で、新たな音楽の展開(DJ等)にも繋がっていくのですが、今回はここまで。
まとめ
調べていくと、ボリューム満点な面白さのモーリー・ロバートソンさん。続編も楽しみにお待ちください(^^)
こちらも音楽好きな方にオススメ!
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